寒中見舞いを過ぎたら余寒見舞い 文例は?いつまで出せる?3月なら?
2019/02/04
年賀状の返事をすっかり出しそびれてしまってもう1月も終わり!
忙しくてうっかり年賀状の返事を出し忘れたら2月になってしまった!
年賀状や寒中見舞いの返事は3月ではもう出さないほうが良い?
そんな慌てるような場面を経験したことはありませんか?
色々な事情で年賀状へのお礼やご挨拶が遅くなってしまった方への困った悩み解決法をお伝えします。
2月に出す余寒見舞いや3月に出す手紙の文例もありますのでご参考にどうぞ!
寒中見舞いと余寒見舞いの時期
年賀状をいただいたのにすっかり返信するタイミングを逃してしまったということがありませんか?
1月7日まで(松の内)まではお返事に年賀状を使って出すことができます。
松の内が明けて立春まで、つまり1月8日~2月3日頃には新年の挨拶ではなく寒中見舞いを出すことになっています。
そしてそれ以降、立春の翌日~2月末頃までは「余寒見舞い」のご挨拶として差し出します。
だいたい2月4日から2月末までは余寒見舞い状の期間だと思って良いと思います。
寒中見舞いと余寒見舞いはどちらも寒さが厳しい時期に相手の健康を気遣うという意味のご挨拶状です。
寒中と余寒見舞いの違いは差し出す時期であり、寒い時期に相手の健康を願うご挨拶の手紙という性質は同じです。
どちらも心を込めた自分の言葉で書きましょう。
寒中見舞いと余寒見舞、どちらも次のような内容をつづります。
- 相手の安否を気遣う
- 自分の近況を簡単に伝える
- 相手の健康を願う
どちらの見舞い状も年賀状は使えませんのでご注意くださいね。
寒中見舞いは寒さがこれから一段と厳しくなる時期、余寒見舞いは、寒さはまだ厳しいけれども春がもうすぐという季節の手紙となります。
余寒見舞いには春らしい言葉を添えると良いでしょう。
絵柄も余寒見舞いなら春を感じさせる梅、春の鳥や雪解けの景色などもおすすめです。
余寒見舞いは3月にも出せる?
余寒見舞いは一般的に立春から2月末までに差し出すご挨拶です。
では3月になったら余寒見舞いは出せないのでしょうか?
一般的には2月末までが余寒見舞いの期間とされますが3月でも場合によっては差し出してもOKとされています。
ひとつには寒冷地など、3月上旬なら明らかにまだ寒さが厳しい地方へ送る場合です。
また、もうひとつには厳冬が長く続き、3月でも全国的にまだまだ寒いという気候というケースの年です。
これらの場合、3月初旬までなら余寒見舞いでも問題ないでしょう。
ただし、しきたりをきちんと守るべきというご家庭宛てや年長の方には余寒見舞いは2月末を過ぎたら送らないほうが無難です。
一般的には2月末までとされている余寒見舞いが「時期外れ」といぶかしく思われるかもしれません。
もし余寒見舞いにも間に合わなかったが、いただいた年賀状へのお礼の返信を!という場合は3月らしいご挨拶の手紙を送るのが良いですね。
年賀状の返事を3月に出すなんて・・・と迷わず、いただいた賀状には遅くなっても必ずお礼とお返事を出してくださいね。
◆年賀状が遅くなったご挨拶の文例と寒中見舞いの例文はこちら
では次に余寒見舞いと3月に出すご挨拶の手紙の文例をご紹介します。
余寒見舞いの例文
余寒お見舞い申し上げます。
暦の上ではもう春となりましたが、朝晩は寒さが骨身にしみる日が続きます。
○○様にはお変わりなくお過ごしでしょうか?
ご挨拶が大変遅くなりました失礼の段なにとぞお許しくださいませ。
おかげさまで私どもは大過なく元気で過ごしております。
この寒さでは花の便りが少々遅れるかと存じますが本格的な春到来が待ち遠しい限りです。
桜の見ごろになりましたらぜひ当地にもお出かけください。
春先は何かとお体にさわりの多いこともございますのでくれぐれも御身大切になさってくださいませ。
まずはご無沙汰のお詫びと余寒のお見舞いまで申し上げます。
余寒見舞いひと言フレーズ文例
- 立春とは名ばかりで相変わらず厳しい寒さが続いております。
- 今年の冬は雪が多く一段と長く感じられるようです。
- 春立つと言いましても降り積もった雪はまだ解ける気配がありません。
- 思いがけずの暖冬で、当地も珍しく雪かきに追われず過ごしております。
- この寒さでは春先までインフルエンザも猛威をふるうことと存じます。
- 寒さの間はご無理なきよう十分にご自愛のほどお祈り申し上げます。
- 余寒なお厳しき折、御身おいといくださいますようお祈り申し上げます。
※寒中見舞い、余寒見舞いは頭語と結語は省略してかまいません。
3月の手紙ご挨拶文例
拝啓
早春の候(春寒の候)となりました。
皆様お変わりなくお元気でお過ごしでしょうか?
新年にはご丁寧な賀状をいただきありがとうございました。
ご挨拶が大変遅くなりましたことを心よりお詫び申し上げます。
こちらでは桃の花のつぼみが少しづつふくらみかけ、ようやく春の訪れを感じております。
おかげさまで当方は風邪もひかず無事に暮らしておりますのでご休心くださいませ。
4月より長男が高校へ進学が決まり、私どももようやくほっと一安心しております。
桜も来月には見ごろとなるかと存じます。
お花見の時期にはどうぞご家族おそろいで当地へお出かけくださいませ。
時節柄、なにとぞ御身大切にお過ごしくださいますようお願い申し上げます。
敬具
寒中・余寒見舞いと違い、通常の手紙になりますので頭語と結語は書きましょう。
3月に出す手紙に添えるフレーズ例
- 春の足音が感じられる今日この頃です。
- 一雨ごとに暖かくなってまいりました。
- 日頃心に思いつつも大変ご無沙汰いたしました失礼をお許しください。
- 新しい職場でようやく1年が経ち、仕事にも慣れて参りました。
- まだ朝晩は冷える日が続きます。どうぞお風邪などひかれませぬよう。
- 年度末でお忙しい時期とは存じますが、くれぐれもお体大切になさってくださいませ。
いただいた手紙には遅くなってもかならず返事を出しましょう。
相手への心を込めたご挨拶の手紙でさらに良い関係を築いてくださいね!
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ご参考になれば幸いです。