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高齢となった親の免許返納までの道 説得もケンカもした長かった涙の日々その④

   

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車の運転ーやめてほしいvsいや、やめないの言い合い。

そしてそのあとのギクシャクした思い雰囲気。

もう父は自分から運転をやめる気はないんだろうか!?

高齢となった親の免許返納までの道① いつやめるの?

高齢となった親の免許返納までの道② 鍵を隠す?

高齢となった親の免許返納までの道③ 終わりが見えない

そんな日々が断続的に続いていたある日。

いつものように我が家へ届け物があると父から電話がありました。

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「ちょっと通販で頼みすぎたレトルトのカレーがあるからそっちに持っていくよ」

「あー、ありがとう。いいよ、わざわざ車で来なくても!私がこれから取りに行くよ」

「いいのいいの。車だからすぐ行く。5分くらいで」

ゾワゾワゾワゾワ(心に押し寄せる波)

「いいよ、来てくれなくても大丈夫!私もお父さんの家のほうのスーパーに買い物行きたいからさ」
←車で来させないためのウソです

「もう出るから。5分後に!」

有無を言わさずもう車に乗り込んだようです。

歩いても30分かからず、まして持っている電動自転車なら10分少々。

なぜ車に乗る!?

怒りと心配で私の心は重くなりました。

レトルトなんていらない、とにかく車に乗らないで!

うちに来るまでに小学校の通学路も公園もあるのに。

こんなことが日常的に繰り返され、私の心は疲弊していました。

そして10分とたたずに上機嫌で車に乗って現れた父。

ビニールの手さげ袋に入ったレトルトは10袋もなく、片手で軽々と持てるほど。

それを届けると言う名目でちょっとでも運転したいんだ・・・

「ありがとう。じゃ、早速レトルトは今晩いただくとするわ」

「うん。じゃそう言うことで」

帰ろうと父が車に乗り、エンジンをかけ、ゆるやかに発進したその時です。

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「危なーーいっ!!」

「危なーーいっ!!止まってーーー!!!」

突然横断歩道もない車道をいきなり斜め横断してきた自転車が!

しかも前と後ろに小さい子を乗せている若いお母さんでした。

衝突まで1メートルもないほどすれすれのところで父が急ブレーキを踏み、事なきを得ました。

自転車の若いお母さんと子どもたちは行く方向にしか目線も注意も向けていない・・・

自分達が車にぶつかりそうになったことも知りません。

さっそうとスピードをあげて目的地へ走り続けていき、すぐ見えなくなりました。

父には全く非がない、むしろ違反しているのは斜め横断の自転車。

でも親子3人を車ではねていたら取り返しのつかないことになっていたでしょう。

しばらく茫然とし、やっと私は口を開きました。

「お父さん、こういう風に気をつけていても自分がルールを守って運転していても事故に巻き込まれるんだよ。

悪いのは相手でも高齢者の運転と言うことで責任は重くなるよ。もう車やめよう

「いや、あんなのしょっちゅうだよ。まだ反射神経いいだろ?大丈夫なんだよ」

そう言って車で来た道を戻っていく父。

もうどう言う道のりをたどったら免許を返納して車をやめる日が来るんだろう。

全く私には先が見えませんでした。

そんなことが起こり、車のことになるとまたケンカ、言い合いや重苦しい雰囲気は変わらずの日々が過ぎていました。

そしてそこに誰もが想像しない出来事が起こるのです。

え?こんなことで車をやめる日が来るの?と今でも狐につままれたようですが。

高齢になった親の車の運転をめぐる長い戦いはあっけなく終わりを迎えます。

高齢となった親の免許返納までの道 その⑤最終話 車やめたよ

次回⑤が最終話です。

よろしければ最後までおつきあいください。

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