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ノロを発症しない? なぜノロウイルスにうつらない人がいるのか

   

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なぜか自分はノロウイルスにうつりやすいけどあの症状だけはカンベン、どうにかならない?

ノロはとても強力な感染力をもつウイルスです。

しかしノロウイルスにはうつりやすい人とうつりにくい人がいるように見えます。

うつらない、発症しないために何か隠れた秘訣があるのでしょうか?

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ノロにうつる人とうつらない人がいるのはなぜ?

ノロウイルスは低温や乾燥に強く、かなりの高温や塩素消毒でないと死滅(不活化)しない強敵です。

とても感染力が強いので、汚染源のすぐそばにいただけでもうつることがあります。

手洗いや消毒に気をつけていてもうつってしまうことも良くあります。

こんな強力なノロウイルスの感染を私たちの生活の中で確実に予防することは難しいのが実状です。

しかしなぜか、同じようにノロウイルスと接触があってもうつる人とうつらない人がいます。

ノロウイルスに接触して、嘔吐・下痢などの症状を発症した人はノロウイルスにうつった人です。

そして接触してウイルスを保菌していても、嘔吐や下痢などのノロ症状が出ない人のことをうつらない人と呼んでいます。

うつらない人とは、正確に言えばノロにうつっても発症しなかった人のことでしょう。

ノロの不顕性感染の人、つまりノロウイルス感染しても発症しない人が「うつらない人」と呼ばれます。

ノロウイルスに感染しても無症状のままの不顕性感染の人はある一定の割合で存在するという報告があります。

医療関係者の見解ではウイルスに接触した20~30%ほどは不顕性感染ではないかと言われています。

一部の医療関係者は半数くらいが不顕性感染でもおかしくないという見解を持っています。

それを裏付けるようにノロの発症にはなぜか不思議な事象がおこります。

幼稚園で嘔吐した子のすぐ隣にいたお子さんは発症しなかったのに、遠く離れた席のお子さんが発症したりすることもあります。

集団食中毒などの際に、ノロウイルスが検出されたお弁当を同じように食べた集団でも、ノロの症状が出る人と全く無症状の人にわかれます。

そして家の中で同じ部屋やお風呂、トイレ、食事を共有する家族間でもバラバラです。

娘とお父さんだけがうつって、息子とお母さんはまったくピンピンしていたということもあります。

同じようにノロウイルスに接触する機会があるのにもかかわらずなぜか発症する人としない人が存在するのです。

この差は一体なんでしょうか?

ノロを発症しない人の研究

ノロウイルスが体内に入った場合その発症率は約40~70%くらいと言われます。

ノロの不顕性感染、つまり発症しなかった人への医療関係者の見解とほぼ合致していますね。

とても強力で感染率の高いノロウイルスですが、なぜかウイルスに接触しても発症しない人が一定の割合で存在します。

ノロウイルスについては発症のメカニズムがまだ十分に解明されていません。

しかしこのノロを発症しない人たちが持つ条件については以下のようなことが考えられています。

接触したウイルスの量

発症した人としなかった人ではノロウイルスへ暴露した量が違ったと言うことがあるかもしれません。

わずか100個の目に見えないそうほど小さなウイルスで感染するほどの強力なノロウイルスですからその可能性はそう高くはないでしょう。

しかし、人混みへの外出を控える人、石けんでの手洗いをいつもしている人、ウイルスを含んだ排泄物をきちんと消毒した人とその予防策を全くとらない人とではノロウイルスが体内に入り込む機会や量には差がでてくると言えます。


 

短期的に免疫が働いていた

ノロウイルスには様々な型があり、変異しやすく新しいタイプのウイルスも出てきています。

そしてノロウイルスへの免疫は現在のところ半年から1~2年程度しか持続しないという見方となっています。

そんなノロウイルスですから1年に何度も違う型のノロにかかる可能性があります。

その中でたまたま近い過去に同じ型のノロウイルスにかかっていて、今回はその抗体を持っていたために発症しなかった、または軽症だったということが考えられます。

血液型とウイルスの組み合わせ

血液型と言ってもABO血液型とルイス血液型、その中でも分泌型、非分泌型と分類されているもので単純なABO血液型とは違います

しかしこの血液型とノロウイルスの遺伝子の型によって感染しやすい、感染しにくいという組み合わせがあることがわかりました。

たとえばノーウォーク類似株ではO型とA型は感染しないと言われています。

一方スノーマウンテン類似株ではA型とB型が感染し、O型が感染しないと言われています。

非常に微細で不思議な現象ですが同じ「ノロウイルス」に暴露してもそのウイルスの遺伝子型とその人の血液型抗原によってうつる人とうつらない人が出てくるようです。

ウイルス感染時の免疫力の高さ

現在のところノロウイルスについては研究が進められておりまだ発症の機序については解明が待たれるところです。

ノロウイルスの発症と免疫力についての関連性について決定づけるようなデータは十分ではありません。

しかし免疫力が高ければノロをはじめ様々なウイルスを撃退して発症を抑えることができるでしょう

免疫力の弱いお子さんや高齢者に患者が多いことや重症化しやすいことでも免疫力の高さが発症を予防するのに役立つことがわかります。

ノロが怖いならやはり免疫力を

いろいろな発症しないための条件が考えられていますが、私が身をもって感じているのは免疫の力です。

やはり体力が落ちて免疫力が下がっている時には、ノロはもちろん風邪、ロタウイルス、インフルエンザなど様々な病気にかかりやすくなっています。

体力を消耗したり、精神的なストレスで身体の免疫が弱っているときにいろいろな病気にかかった経験がありませんか?

あのとても嫌なノロの症状だけは避けたいと思ったら、まずは自分の免疫力を高めておくことが一番の予防だと思っています。

当たり前のことですが、特にノロのシーズンには体力の消耗を防いで、暴飲暴食をせず規則正しい生活を心がけるようにします。

そして何よりも体力温存、免疫力を高めにキープするために必要なのが睡眠だと思います!

ノロが心から怖いと思っている私は、冬などは冬眠のようにゆるされる限りかぎり眠って自分をこれでもかというほど大事にする生活です。

万が一ノロに感染してもその時の自分にに体力が十分にあり免疫が高ければ発症を防ぐ、または発症しても軽く済ませることができると感じています。

ノロウイルスは冬場に多い感染症ですが、一年を通して感染のリスクがあるウイルスです。

普段から食事や睡眠などの生活習慣に気をつけて身体を良い状態に保ち、ノロに負けない免疫力をキープしましょう!

◆ノロウイルスにうつらない方法はある?

◆吐くのがとにかく怖い 嘔吐恐怖症の症状は甘えじゃありません

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