科学博物館 海のハンター展をもっと楽しむオススメな方法
2016/07/21
東京・上野にある国立科学博物館の2016年特別展には
「海のハンター展~恵み豊かな地球の未来」の開催が決定しました。
夏休み中の混雑が予想されますが、行く前に展示がもっと楽しくなる「自由研究」をしてみませんか?
そのアイデアと科学博物館の混雑予想をお伝えします!
科学博物館特別展示の見どころ
今回の科学博物館特別展「海のハンター展」は海の肉食生物が生きていくエネルギーを得るために食う・そして食われるという捕食のドラマがメインです。
アゴや歯といった捕食に欠かせない海洋生物の口の働きにスポットライトを当て、捕食のために繰り返されるさまざまな迫力ある狩りの方法が紹介されます。
その一方、肉食である私たち人間も海の恵みを得ている「ハンター」として、どのように海と関係を持っているのかについて展示されます。
私たちを取り巻く「食う・食われる」という生物の営みにさらに大きな感動を覚えるでしょう。
そして展示のハイライトとなる見どころはなんといっても
日本初公開のホホジロザメの全身液浸標本です。
ホホジロザメはその体のサイズと強さで有名なサメですが、飼育が大変難しく、その生態は謎が多く残されています。
この特別展は3.2mの巨大な海のハンターであるホホジロザメの標本を目の前で見られるとても貴重なチャンスなのです。
また、この特別展では大型魚類(ネズミザメ、シロワニ、バショウカジキなど)や大型海生哺乳類(シャチ、ミナミゾウアザラシなど)の標本、そして太鼓の大型魚類の骨格や化石など、絶滅動物の標本も展示されます。
海のハンターが獲物を捕らえるシーンなども映像で上映し、大海原でのドラマを総合的に鑑賞することができます。
海洋生物が大好きな人達や、小中学生の夏休み自由研究にはうってつけの貴重で興味深いイベントです。
サメを楽しく自由研究して向かおう
海の最強ハンターのひとつであるサメの標本や捕食の展示をもっと楽しむために、サメについて大人も子どもも楽しく「自由研究」して向かいましょう!
ただ展示イベントに向かって「ふ~ん、そうなんだ」で終わってはもったいないですね。
少しでもサメに関してなにかの知識や感情を持って当日に標本や展示を見るのでは海のハンター展の感動や思い出が違います。
難しい情報なんて面倒くさい、子どもでもわかる楽しいものでサメをもっと知りたいという方々。
サメの生態を図鑑や本、映画などでワクワク・ハラハラ・ドキドキしながら下調べするためにオススメなものをお知らせします。
ぜひ次の作品でサメや海洋生物について興味を深め、海のハンター展を楽しさ倍増させてください。
DVD ディスカバリーチャンネル 「エア・ジョーズ」 -ホオジロザメ飛空地帯
豪快なアクロバティックなジャンプで獲物を捕獲するホオジロザメ。
深海から巨体を現し獲物を襲う姿には息をのみます。
ホオジロザメの生態に迫った質の高いドキュメンタリー番組です。
映画 「JAWS ジョーズ」
この映画を知らない人はいないのではないかと言うほど世界中をパニックに陥れた普及のサスペンス名作。
1975年に公開された当時からずっと現在も根強いファンが多いパニック・ムービーの金字塔です。
当時は27歳のスティーブン・スピルバーグ監督の若き日の代表作です。
獰猛なサメと人間の壮絶な闘いは映画を見た人を残らず恐怖におとしいれ、公開された当時は海へ出かけるレジャー客が激減したほどです。
不安をあおる不気味なテーマ曲はどの世代も耳にしたことがあるはず。
DVD参考価格 1543円
映画 「OCEANS オーシャンズ」
構想10年、製作費70億円をかけ、100種類の海の生き物たちの奇跡と脅威をあますところなく伝える前人未到の大迫力のドキュメンタリー映画。文部科学省選定作品でもあります。
ザトウクジラのダイナミックな捕食、深海の暗闇にいまも生き続ける太古の海獣や海の生き物の美しさや命の感動を胸に焼き付けて展示を見に行くと喜びの体験が倍増するでしょう。
DVD2枚組参考価格 4935円
大型本 「サメ~海の王者たち」ブックマン社 3900円
サメのことはこの1冊ですべてわかるといわれる図鑑。
行動、摂食、遊泳、生殖などの生態、そしてシャークアタック(鮫が襲って危害を加えること)について実態がよくわかります。
また、映画ジョーズをみて人食いサメに恐怖のどん底へおとしいれられた人は、このシャークアタックについての過度な恐怖を取り除くためにも読んでほしい1冊です。
図鑑「サメ図鑑~海の王者の秘密がわかる」学習ポケット図鑑 PHP研究所 814円
共謀と言われるホホジロザメやちょっと可愛らしいジンベイザメ、ユニークな形をしたノコギリザメなど、海の王者の生態と特徴、見分け方や豆知識などが写真とイラストで満載。
海のハンター展に携帯できるポケットサイズです。
もっとサメの写真の大きさや迫力を求めるなら同じ大型の図鑑であるオリジナルの「サメ大図鑑」(PHP研究所3024円)」でサメをもっと身近に楽しんでくださいね。
児童書「ぼくはこうして生き残った!①人食いザメ事件」 角川メディアファクトリー 814円
子供向けの人気サバイバル小説である「ぼくはこうして生き残った」シリーズの最初のお話が人食いザメからのサバイバルです。
10歳の少年チェットがおそろしい状況から生還するハラハラのストーリーでサメをリアルに感じてみてください。
国立科学博物館「海のハンター展」混雑予想
海のハンター展はマニア垂涎の貴重な展示もあり、また夏休みの自由研究にも最適な特別展なので混雑が予想されます。
まずは科学博物館特別展の詳細です。
- 名称: 「海のハンター展~恵み豊かな地球の未来~」
- 開催期間: 2016年7月8日(金)~10月2日(日)
- 会 場: 国立科学博物館(東京・上野公園)
- アクセス:JR、東京メトロ、京成線「上野駅」から徒歩5~10分
- 開館時間:通常9時~17時、金曜日は20時まで
※ゴールデンウイークや夏季、特別展開催時は延長されることがあります
- 入場料:常設展は一般・大学生 610円 高校生以下 無料
※海のハンター展(特別展)は別料金。常設と特別展の入場OKな前売りチケットや特別チケット、イベントチケットがなど販売されます
- 問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
会期中の土日祝日、そして夏休み中は平日でもかなりの混雑が予想されます。
2013年の深海博が午前中から1時間以上待ちとなった日があったように、「海のハンター展」」も人気のために混雑するでしょう。
特に休日、夏休み中、そして会期の終わりに近づくにつれて混雑が激しくなる傾向があります。
時間帯は午後1時から2時過ぎくらいの入場が混雑のピークとなるでしょう。
空いているのは夏休み以外の平日です。
これ以外に待ち時間少なく科学博物館へ海のハンター展を見に行きたいという場合は、前売りチケットを購入しておくか、開館時刻にはチケットブースに並んでおくなどの方法を考えてください。
大混雑するようなピーク時には前売りチケットを持っていても入館まで並ぶこともあります。
会期が真夏ですので暑さ対策をお忘れなく!
夏の日の素敵な思い出や自由研究の資料のためにミュージアムショップでサメグッズのおみやげ選びも楽しいですよ。
海の神秘の世界へいってらっしゃい!
◆一緒に読まれている関連記事
国立科学博物館 夏の特別展2016海のハンター展 前売り券と混雑予想