ダウンジャケットを自宅で洗濯する 失敗しても復活させる方法
ちょっと焼肉の臭いがジャケットについちゃった・・・
寒い冬の時期が終わり大きな冬物はクリーニングへGO!
そんな時、ちょっとためらってしまうのがダウンジャケット。
ダウンジャケットのクリーニング代は本当に高くてお財布に痛いですよね。
1章見出し
ダウンジャケットは何シーズンかクリーニングに出すと、クリーニング代のほうがダウンの値段を上回ってしまうことありませんか?
そんな時、「ひょっとしてダウンも自分で洗う方法があるかも!」と考えますね。
ダウンジャケットには自宅で洗濯できるものとできないものがあります。
まずダウンジャケットの洗濯取扱い表示を確認しましょう。
洗濯機マークや手洗いOKの表示があれば家で自分で洗うことができます。
基本的にダウンは水鳥の羽毛なので羽毛自体は自宅での水洗い洗濯が可能と言えます。
ただ、問題となるのはダウンの表地の素材です。
この表地の素材が自宅で洗濯できるかどうかがキーとなります。
洗濯の取り扱い表示に従って、手洗いが可能かどうか判断してください。
またダウンジャケットに焼肉やタバコなどの臭いがついてしまって困ったけどクリーニングまでしなくていいということも多いですね。
ダウンにかかわらずジャケットについた臭いは湿気プラス風通しで取り除くことができます。
たとえば入浴後の湿気のあるお風呂場にジャケットを一晩吊るす、スチームアイロンをジャケットから離し気味にやさしくあてるなどをします。
その後少し湿気を帯びたジャケットを自然乾燥、浴室乾燥させで風と共にジャケットについたにおいを飛ばすことができます。
ダウンジャケットの手洗いの方法
ダウンジャケットに手洗いOK表示があれば自宅で中性洗剤を使って洗うことができます。
その手順は簡単で、以下の通りです。
- ジャケットの汚れがひどい部分は水で湿らせて、スポンジに中性洗剤(原液)をつけたもので軽く叩いて汚れを取ります
- かさばるので大きなたらい、洗濯桶、または浴槽に30度くらいのぬるま湯をはってダウンジャケットを入れます
- 水量に応じた中性洗剤を溶かし、やさしく「押し洗い」します。生地を傷めるので「もみ洗い」はしないでください。
- 汚れが浮き上がってくる場合には、生地に汚れが戻らないよう、すぐ新しい湯に変えて2.3の工程をおこないます。
- 30秒ほど脱水し、その後2回すすぎます。すすぎを丁寧にしてください。
- 最後に脱水を1分間行ないます。脱水の長さ=生地へのダメージになるのでくれぐれも長く脱水しないように。
- 形を整えて平干し、かなり乾いてきたらハンガーに吊るして陰干し
途中で裏返してみたり、しわや型崩れ防止に形をポンポンと手で整えます。
乾いたら防水スプレーを全体にかけて終了です。
ダウンジャケットは2~3日くらいかけてふわふわにしっかり乾燥させるのがコツです。
ダウンのボリュームを復活させるには
ダウンジャケットを自宅で洗うのは意外と簡単ですね。
でも、ダウンを自宅で手洗いした人の悩みの多くは洗濯後にダウンジャケットがべたんこになってしまった!ということなんです。
洗うことは難しくなくても、乾いた後の型崩れやダウンのボリュームダウンは手洗いしたことを後悔してしまいますよね。
ダウンのボリュームダウンや型崩れの多くは乾燥が不完全であること、つまり羽毛への空気不足が原因です。
そんな時はダウンのボリュームを復活させるリカバリー方法も自分でやってみましょう。
- ダウンの偏りを整えて空気を含ませるように力を入れずに揉んでいきます
- 途中で空気をふくませるように空中でダウンジャケットをふりながら優しく揉みをくりかえします
- 自宅の浴室乾燥か乾燥機、なければコインランドリーの乾燥機で10~20分ほどしっかり低温乾燥させます
これで羽毛のかたよりがなくなり、ダウンジャケットがしっかり乾燥され羽毛が空気を含むことで元のようにふっくら感を取り戻すことができます。
今年はダウンジャケットを自分で洗う
ダウンジャケットは意外とシンプルな手順で簡単に自分で洗うことができますね。
気をつけるのは手洗いが可能なダウンジャケットかどうかの確認、そしてしっかり乾燥させられるかどうかがポイントとなります。
ダウンジャケットは乾燥が進みにくい梅雨時より晴天が続く乾燥した時期に洗ったほうがよさそうです。
洗濯後にぺたんこになってしまったダウンジャケットは手で揉むことと空気を含ませてしっかり乾燥することでボリュームを復活させましょう。
大切なダウンを自宅で手洗いしてしっかりケアして綺麗に保ってくださいね。