むくみ取りたい!足や顔のむくみを改善する食べ物と飲み物
夕方になると足がむくむのは多くの人が経験しているのではないでしょうか?
朝起きると顔がむくんでびっくりなんてこともありますね。
そんな日は身体が重くて気分もユウウツになりがちです。
すぐにできるむくみとりの食習慣を始めませんか?
むくみの原因は
体にむくみが出る原因は主に静脈とリンパの流れの停滞によるものです。
静脈を流れる血液とリンパ管を流れるリンパ液は体内の老廃物や過剰な水分を処理してくれる働きをしています。
血液やリンパの流れが悪くなると余分な水分が身体にたまり、重力の働きでその水分は下に下がり下半身のむくみとなります。
体の部分でも「足のむくみ」の悩みが多いのはこのせいですね。
また、塩分(ナトリウム)のとりすぎもむくみを引き起こすのはご存知でしょうか?
私たちの身体は優秀で、つねに体内の塩分は一定に保とうとする働きを持っています。
とりすぎた塩分のせいで、体内の塩分濃度が上がりすぎると体は水分をためて塩分濃度を下げるように働くのです。
日本人の食生活は海外諸国に比べて塩分の量が多いものとなっています。
そしてアルコールの摂取も同様に、体内のアルコール濃度を一定にするために身体が水分をため込むことでむくみを誘発します。
むくみの主な原因
- 血行不良やリンパ液の滞り
- 塩分の摂り過ぎ
- 運動不足による血行と代謝の低下
- アルコールの摂取
足を意識的に動かすなどで水分がたまりやすい下半身の血流を促進することでむくみを予防できます。
また塩分の摂取量を減らすと、体内の水分量も同時に減っていきます。
塩分やアルコール濃度を薄めようとして体内にため込んだ水分を、体がうまく処理して排出できればむくみが解消できます。
むくみ改善のための食べ物
むくみを予防し、解消するにはまず塩分が多く含まれる調味料や食品を控えることです。
NG!塩分が多くむくみを引き起こしやすい食べ物
- 塩、しょう油、味噌、ドレッシング
- ハム、ソーセージ、はんぺんなどの練製品や漬物類
- ラーメンやうどんなどの濃い汁
むくみ防止にはこれらをはじめとする塩分の多い食品を取り過ぎないようにしてください。
食べた後に喉がかわいて水が飲みたくなるような食べ物は一般的に塩分が高いと覚えておくと良いでしょう。
スポーツドリンクなど塩分(ナトリウム)がたくさん入った飲み物もむくみ防止に避けたほうが良いものです。
トマトジュースや野菜ジュースを選ぶときも「食塩無添加」のものを選んでください。
また、塩分(ナトリウム)を排出する食べ物をとることで、むくみを寄せつけないようにしましょう。
体内の余分な塩分を排出する働きを持つ栄養素はカリウムです。
カリウムが豊富な食ベ物を積極的にとることで、むくみを撃退しましょう。
また、ダイエットに欠かせない水溶性食物繊維にも体内の余分な水分を排出してむくみを解消する効果があります。
OK!体内の余分な水分排出の働きをもつ食べ物
- ほうれん草・アボカド・小松菜・里芋・ニンニク・リーフレタス・メロン・スイカ
- バナナ・リンゴ・キウイ
- キノコ類
- 海草類
など
さらに、アルコールの摂取はほどほどにすることが大切です。
お酒のおつまみはたいてい塩分が多いものが多いということもむくみを呼んでしまいますね。
アルコールを飲んだ翌日は顔のむくみに悩まされる人が多いものです。
体を横にして寝ている間に過剰な水分が下半身でなく上半身にもめぐっていくためです。
飲み会などおつき合いのアルコールはほどほどにし、塩分控えめでカリウムや食物繊維の豊富な食べ物を一緒に食べてむくみを防止しましょう。
むくみを改善できる飲み物は
お茶は塩分もとらずに水分補給ができ、さまざまな嬉しい効果があります。
抗酸化作用で美肌効果が期待できる緑茶、脂肪の分解を促進するウーロン茶など色々な種類のお茶がありますね。
その中でもむくみに効果があるのは以下のお茶です。
黒豆茶、ごぼう茶
どちらも水溶性食物繊維が豊富に含まれており、体内の余分な水分の排出を促します。
血行を促進する働きもあるので、むくみの改善にはとても適しています。
ハトムギ茶、とうもろこし茶
どちらも体内の水分代謝を高める働きを持っており、利尿作用があります。
体内にたまった老廃物や余分な水分を速やかに排出してくれるむくみには効果的な成分のお茶です。
とうもろこし茶は「コーン茶」「(とうもろこしの)ひげ茶」などの名前で売られていることがあります。
これらのお茶をブレンドして自分好みの「むくみ撃退茶」を作っても良いですね。
ただ、冷たい飲み物で身体が冷えると代謝や血行が低下してむくみの原因となってしまうことがあります。
お茶は温かい状態か常温で飲み、体を冷やさないようにしてくださいね。
むくみとりのまとめ
むくみの解消には
- 適度な運動で血行と代謝をよくすること
- 塩分やアルコールを控えること
- 体内の余分な水分を排出する食べ物やお茶をとり入れること
が有効です。
気になる部分のむくみを残さず、快適な1日をお過ごしくださいね。