甥や姪の七五三に付き添う親族の服装 叔父や叔母の着る服装は?
2016/09/27
おめでとうございます。可愛い甥(おい)っ子さんやや姪(めい)っ子さんの七五三に参列することになりましたね。
そんな時「そうか、再来週の土曜日にただ○○神社に行けばいいんだな」だけでは困ります。
七五三のお参りに招かれたら普段通りに身支度をすれば良いと思っていませんか?
「神社のあと飲み会だし」と、そのまま夜の街で遊ぶような服装はお参りには不似合いです。
また、フォーマルなら間違いないと結婚式に出席した時の礼服をそのまま着ていくと失礼になることも。
厳粛な七五三参りへ付き添いするおじさん、おばさんとしてふさわしい服装で可愛い甥や姪のお祝いに駆けつけましょう!
七五三のお参りに神社へ行く服装
七五三のお参りには正装礼装で、という厳密な決まりはありません。
拝殿内でご祈祷を受ける際の服装のルールがある神社もありますが、たいていは「神様に敬意を払う服装」を意識していれば大丈夫です。
「神様に敬意を」と聞くと普段ご神事に慣れ親しんでいない人にはわかりにくいですね。
わかりやすく言えば「尊敬する大切な人に招かれる際の服装をして」ということで良いかと思います。
また、特に七五三などの正式な参拝の時は礼装かそれに準ずるきちんとした服装でお参りする方がほとんどです。
七五三を迎えたお子さん本人は礼装、そのご両親はお子さんより目立たない礼装または格が上にならない準礼装でお参りするケースが大半です。
その親族として参列するのですから、同じようにおじ・おばもあらたまった服装をするのが良いでしょう。
神様へ礼儀をつくした神社へお参りする服装を心がけて神社へお参りしてください。
七五三での親族の服装NGは?
一般的な七五三での親族の服装NGをお伝えする前にひとつ特別な例をお話ししておきます。
その地方の文化や家の伝統や慣習により、盛大に七五三をお祝いする地域があります(関東では千葉・茨城の一部地域など)。
大きな会場を借り切ってたくさんのお客さんを招待し、結婚披露宴と同じように盛大にお祝いするのです。
このような七五三のお祝いをするお家の場合は、親族で当日の服装についてはあらかじめ決まりがあるところが多いようです。
もしわからない、迷うという場合はお祝いに参列する際の服装について事情に詳しい親族の方に予め相談しておくことをおすすめします。
では、身内だけで神社へお参り+食事会、写真撮影というようなごく一般的な七五三参りでのおじ・おばの服装についてお伝えします。
甥や姪の七五三へ呼ばれた時におじ・おばがしてはいけない服装のNG例は以下の通りです。
*タイトルは叔父・叔母としていますが伯父・伯母も同様のため、以降ひらがなで「おじ・おば」と表記します。
伯父と叔父の違い・・・父または母の兄は「伯父」、弟は「叔父」
伯母・叔母の違い・・・父または母の姉は「伯母」、妹は「叔母」
七五三参り おじ・おば服装NG例
一般的に以下のような服装は避けるべきだと考えられています。
カジュアルな普段着
おじ・おばは拝殿内まで上がることがないと思いますので本格的な礼装をする必要はないと思いますが普段着や素足は避けたほうが無難です。
ただし七五三をお祝いされるお子さんの両親が普段着っぽい服装でお参りするのであれば良いでしょう。
しかしお参りにジーンズや穴の開いたデザインの服、ミニスカートなどの普段着は基本NGと考えてください。
子どもの親よりも格が上の服装
服装にも格があります。
主役(甥・姪)やその父母より格が上の服装をするのは失礼にあたると考えてください。
例としては、
- お子さんのお父さんがビジネススーツ、おじがブラックスーツ
- お子さんのお母さんが付下げの着物、おばが留袖の着物
- お子さんのお母さんがセミフォーマルワンピース、おばがフォーマルドレス
少し極端な例かもしれませんが、主役のご家族よりおじやおばの服装のほうが格上になっています。
お祝い事だからと結婚式参列用の服装をそのまますると失礼になる可能性があるのはこのためです。
主役一家より目立つ服装
七五三の場合、主役はお子さんとその両親という一家になります。
お子さんの両親も、この日は晴れ姿でお祝いされるお子さんを引き立てる服装をすることになっています。
もし甥御さんや姪御さんががシンプルなスーツやワンピースでお参りするなら必ずそれより格下で目立たない装いにしてください。
七五三参りのお子さんやそのご父母より華やかで派手、目立つ服装をすることはマナーとして失礼になります。
一般的に儀式にふさわしくない服装
◆カジュアルな服、Tシャツ、ジーンズ、作業着(ワークパンツ)・・・七五三参りは大切な儀式です。礼儀を守った服装で。
◆素足・・・万一拝殿にあがる時に素足はダメです。ソックス着用で行きましょう。
◆運動靴、汚れた靴・・・カジュアルすぎるものと汚れた服装や靴は失礼です。写真撮影の時にも足元まで良くうつります。
◆露出が多い服、丈の短い服、派手な服・・・神社という神聖な場所、お祝いの儀式にふさわしくありません。
◆ドクロマークや血、汚いまたは陰惨な用語が書いてある服・・・神様へ敬意を払う服装でという最大のマナーに違反しています。
神社への敬意を払い、主役一家より格が上にならず、またかしこまりながらも目立たずに一家を引き立てるような服装が良いですね。
親の服装から考えよう
「じゃ、姪や甥の七五三に結局何を着れば良いの?」と迷われることでしょう。
一番良いのは、できれば直接姪御さんや甥御さんのご父母に服装についておうかがいをたてることです。
つまりお兄さんかお姉さん、または弟さんか妹さんに「お参りに何着ていく?」と尋ねてみると、自分が何を着ると良いかわかります。
服装についてもっとスッキリ疑問解決したかったら「自分はこういう服で行こうと思っているけど良い?」と尋ねて意見や希望を聞いておくと安心ですね。
どうしても迷ったら七五三に一緒にお参りするおじさん・おばさんの立場の方が最も選びやすく無難な服装にしましょう。
それは、男性ならビジネススーツ、またはシャツ+パンツにジャケットを羽織るというもの。
会社で働いている男性なら仕事に着ていくスーツで良いですね。
スーツを持っていない男性でもジャケット1枚さえあればグッとフォーマル感が出ます。
また女性ならシンプルなスーツ、ワンピースにボレロかジャケットのようなスタイルが無難です。
色はお祝い事だから明るいほうが良いとも考えられますが、お子さんのご父母がダーク系のコーディネイトをされていると、明るい色のほうが目立ってしまいます。
それも考慮に入れて一番良いと思われるのが、
- 男性はビジネススーツ、女性はワンピースかスーツ
- 色は黒、紺、ダークグレーなどに明るい色のネクタイやシンプルなアクセサリーでお祝いムードを
- スーツやワンピースがなければジャケットスタイル
ジャケットを羽織るだけでもフォーマル感が出ますので、今後のためにもぜひジャケットは1枚持っておかれることをおすすめします。
甥や姪の七五三ので服装まとめ
おじ・おばとして七五三に招かれた時の服装は、
- 主役一家より格が下の服装
- 主役一家より目立たない色やデザインの服装
- カジュアルすぎず儀式にふさわしい服装
- 迷ったらダーク系のスーツやワンピース
- スーツやワンピースがなければジャケットを羽織る
- できればお子さんの親御さんに服装について相談してみる
ことを基本の目安に考えてください。
可愛い甥っ子さん、姪っ子さんの七五三の晴れの日を素晴らしい思い出の一日にしてくださいね!
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