初節句 男の子の兜は誰が買う?両家の親が別意見なら?
2017/04/12
可愛いお子さまが初節句をお迎えになる皆さまおめでとうございます!
今回は男の子の5月5日端午の節句が息子さんの初節句となる場合のお話です。
男の子の初節句では兜や人形、鯉のぼりは誰が用意するのか?に両家の意見が分かれることがあります。
せっかくのお子様のお祝い事に揉め事はイヤなものですよね・・・、さあどうするのが良いでしょうか?
初節句は誰が用意するかの決まりはある?
女の子の初節句のひな人形に関しては母方の実家が用意するというならわしが強く残っているようですね。
ですが、男の子の初節句になるとこれが地域や年代、その家のもつ慣習などでかなり意見が分かれるのを耳にします。
- 節句の飾り物はすべて母方の実家が用意
- 女の子の節句は母方、男の子の節句は父方が用意
- 男女問わず節句行事にまつわる費用は両家で折半
- 男女問わず節句行事は夫婦(子の両親)が用意
大きくこの4パターンで可愛いお子さんのお祝い行事は行なわれます。
しきたりとして昔からあるのは「母方の実家が節句の人形を用意する」ことです。
母方の実家=お嫁さんの里親、お子さんのお母さんの実家ですね。
昔は土地や住む家を婿家が用意するので、娘を嫁がせた里親は他の費用をまかなうという考えがあったと思われます。
また大切な節句の準備費用を出すことで嫁に行った娘が嫁ぎ先で肩身の狭い思いをせず、大切にしてもらえるようにという親心もあったでしょう。
美しい日本の慣習ですが、いずれにしても現代の生活パターンにはそのまま当てはめるのは難しいことも多くなりましたね。
そして、「節句は誰が主催し、誰がお祝いを仕切るのか、誰が人形を買うのか?」についての意見は本当にさまざまだというのが現状です。
初節句のお祝いは家によってさまざま!
初節句を祝う子どもさんからみての父親、母親、その両家の祖父母それぞれの出身地やそれぞれの家のしきたりが違います。
お節句の祝い方は日本全国、地域によって異なります。
同じ県内でも東西南北の地域で祝い方が違うなんてこともあります。
とくに父母や祖父母が育った地方や家の風習はその人の常識としてずっと残りますね。
初節句のお祝いは実は人によって考え方が分かれるのです。
「母方の両親が何も買ってくれない」
「義実家が勝手に兜や人形の用意をした」
などの不満はここ、それぞれの考えの違いから来るんですね。
- 母方が兜を買うのが常識なのでは?
- 男の子の節句は男親の実家が用意するんだから女親の両親が兜を買うなんてありえない!
- 両家で費用を折半なんてこちらの実家に失礼では?
- なぜ一言の相談もなく勝手にあちらが用意してるんだ?
- こちらは人形の用意をしたのだからお祝いの食事会の費用はあちらがもつべきでは?
etc.
と、家族それぞれの「異なる価値観と常識」がぶつかり合ってしまうことが多々あります。
お子さんが生まれたら初節句を迎える前に、まずは夫婦で話し合っておくのが良いと思います。
住んでいる地域の慣習、両家のしきたりやそれぞれのご両親の考え方などの違いで揉め事とならないようにしたいですね。
うちはどちらも「夫婦の好きにお祝いしてあげなさい」という両親だったのでとても助かりました。
男の子の兜などは誰が買うのかについては「母方の実家」「父方の実家」「両家で折半」「子どもの父母で用意」などいろいろな形があるのが現状です。
まずはどのようにするのかをパパママ同士で話し合い、それぞれの両親の顔を立てながら円満にお祝いの日を迎えましょう。
その時はぜひ普段無口なパパであっても「両家の調整役」として活躍してもらうことが大事です!
伝え方ひとつでうまく行ったりギクシャクしてしまうことがありますので「~でもよろしいでしょうか?」という相手を尊重した姿勢で話し合うのが良いですよ。
両家の行事は誰かが我を張ると必ずと言っていいほど揉め事になります。
初節句はお宮参りに続き両家でお祝いする大きな行事になるでしょうからこれからも続くお子さんのお祝いを楽しいものにするために力を合わせましょう!
子どもの健やかな成長を祝い願うための行事、揉め事はなくしたいものですよね。
初節句の揉め事は禁物
忘れてはいけない基本かつ重要なポイントは
「子どものお祝いに揉め事やトラブルは禁物!」ということです。
そのために押さえたうポイントは、
- 昔からの有名なしきたりとしては「母方の実家が人形を贈る」というものがあった
- しかし女の子のお祝いは母方、男の子のお祝いは父方というならわしの地域もある
- 住んでいる地域または育った地方、その家の風習で考え方やしきたりはさまざま
- 夫婦同士でどのように祝いたいかを早めに話し合っておくのが良い
- 子どもや孫が可愛いあまりに自分のやりたい方法を押し付けない
- お互いの両親の顔をたてて皆がそれぞれに満足できるお祝いとなるように上手く調整する
ぜひ可愛いお子さんのお祝いの日は皆さんが笑顔で過ごせるようにしてくださいね。
家族全員の笑顔がお子さんへの最高のお祝いになることは間違いありません。