保冷剤 我が家の活用法 アロマ、消臭、お弁当、植木、ぺットにも!
保冷剤がいつの間にか冷凍庫にいっぱい溜まってた!という経験はありませんか?
1回使っただけの保冷剤を捨てるのももったいないし他に活用できないかな?
そう考えて調べたところ保冷剤の中身の再利用法がいろいろありました。
我が家での保冷剤リメイク法をお伝えします。
保冷剤の中身は水?口に入ったら?
保冷剤の中身をを再利用&活用するならやはり有毒性が気になるのでまずはその安全性を調べました。
保冷剤の成分が安全でないと安心して再利用もできませんよね。
保冷剤はケーキ屋さんやスーパーで「無料ですがおつけしますか?」と聞かれてついもらってしまいます。
食品ではないものの1度使っただけで捨てるのはもったいない気がして冷凍庫にポンっとしまったきり。
そしていつの間にか冷凍庫に小さい保冷剤がゴロゴロ眠っていて意外と場所を取っていたりしてびっくりですね。
ケーキ屋さんなどでもらう30~50gくらいの小さい保冷剤の中身はなんでしょう?
保冷剤の重量の約99%は水、残りは高分子吸水性ポリマーです。
この高分子吸水性ポリマーは水を吸収するとジェル状になって膨らみます。
そういえば赤ちゃんのおむつはおしっこや水を吸うとびっくりするくらい膨らみますね。
中身が水だから間違って口にいれたり食べたりしても大丈夫!というのは確実ではありません。
最近では安全性に配慮されたものが多いのですが、やはり廉価で粗悪なものもたくさん出回っているようです。
病院にも
- 保冷剤を間違って子どもが口に入れた!
- 保冷剤を知らない間に犬や猫などのペットが食べた!
- 保冷剤を食べたらいったいどうなるんだ?
という誤飲であわてた方の問い合わせは毎年あとをたたないとか。
保冷剤の中身を口にしてしまったことがわかったら、すぐに水か牛乳をたくさん飲ませて吐かせてから病院で診察が良いと思います。
小さな赤ちゃんだと水や牛乳は飲めないので、かわいそうですが口に手を入れて吐かせてしまうのが良いのではないでしょうか。
誤飲に気づいたらまずは吐かせる対策をとり、メーカーに成分と対処法を聞いてみるのが良いと思います。
エチレングリコールの成分が入っていないタイプの保冷剤なら中毒の緊急性は低いようです。
保冷剤でお弁当を冷たい状態に保つコツは?
というわけで、安全性に配慮されている日本の保冷剤はお弁当など食品の保冷にぴったりですね。
保冷剤と言えばメジャーな使い方としてはお弁当を冷やして食材の腐敗と食中毒防止というものでしょうか?
最近では日本でも真夏日~猛暑~残暑がとても長い期間続きます。
我が家も気温25℃を超える6月から9月までお弁当には保冷剤がフル活用しています。
ところで私は調べるまで知らなかったのですが、お弁当箱を保冷剤で冷やせる時間やコツご存知でしたか?
50gくらいの小型保冷剤だと1個で30分が目安となるそうです!
朝7時に作ったお弁当を食べるのが昼12時だとすればその間は5時間。
単純に計算して、ケーキ屋さんからもらった小さな保冷剤だと6個は必要なんですね。
そしてお弁当箱に置く場所も効果があるかどうかの決め手になります。
今まで私はお弁当の下に敷いて全体的に空気を回してお弁当箱の中身を冷やそうとしていました。
それはどうやら間違っていたようです。
冷気は上から下に流れる性質なので、保冷剤はお弁当箱の上側に置くのが原則だそうです。
そしてできればお弁当箱のふたから少し離して置くほうがムラなく冷気が回って冷やせるので効果的です。
私は時間がたった時の水滴が気になるので、保冷剤はガーゼに包んでジップロックに入れて水滴落下防止策を取っています。
保冷剤をお弁当に使う時のコツ
- 小さな保冷剤なら保冷30分につき1個が目安
- お弁当箱の上側に置くこと
- フタから少し離して置くと効果的
- 水滴が気になるならガーゼや密閉袋で対策する
保冷剤で消臭を 簡単な作り方
保冷剤の中身はほぼ安全であることから、我が家ではかわいいオリジナル消臭&芳香剤を作っています。
特にスペースが狭くて臭いの気になる靴箱の臭い取りには欠かせないアイテムです。
もともと保冷剤の中身の高分子吸水性ポリマーにはそれ自体に臭いの原因物質を吸着する性質があるんです。
ですのでそのまま保冷剤の中身を出して広げておくだけでも消臭剤として使えます。
では、もう少しアレンジして可愛いおしゃれな消臭剤、芳香剤を作るには?
とても簡単な作り方はこちらです。
手作りのルームフレグランスを保冷剤で作る
◆用意するもの
- 適当な大きさの容器(陶器、ビン、ブラスティック容器など)
- お好みのアロマオイル
- 絵の具(色つけしたいなら)
- ビーズやビー玉、ラメ、造花、マスキングテープなどのデコレーション(必要に応じて)
◆保冷剤消臭アロマポットの作り方
- 保冷剤の中身を容器に広げて出す
- お好みのアロマオイルを50gに対して5~10滴垂らす
- 絵の具やビーズなどでおしゃれにデコレーションする
- 出来上がり!
消臭剤としてならこの1番の手順だけで終了、簡単です!
うちではまずは一番気になる、そしてスペースが狭い靴箱の臭い取りにはこちらの保冷剤消臭フレグランスを使っています。
あとは洗面所やトイレのインテリアとして置いたり、スペースと場所に応じて好みの大きさと香りで作れる保冷剤消臭ポットはおすすめです。
ちょっとにおいが気になる引き出しやクローゼットにもOKですよ。
保冷剤の消臭効果の持続期間は1~2週間程度と言うところです。
キッチンの三角コーナーやゴミ袋に消臭剤としてそのまま中身を入れているかたもいるようです。
また保冷剤の中身を出した容器にハーブや造花を飾って消臭しながらインテリアとして飾るなんて活用の方法も素敵ですね。
保冷剤で植物に水やり
長時間の外出や留守中などに保冷剤を植木鉢に置いておくことで水やりができます。
保冷剤の中身の99%が水という性質を利用して、長時間水やりが出来ない時は保冷剤が活躍します。
長期間のお留守には他の対策が必要ですが、短期間なら保冷剤が水やりを代わりにしてくれます。
袋から中身を出して花、木、野菜などのプランター、植木鉢の下にジェルを巻き置いておきます。
そうすると土の成分と合わさり徐々に土が吸水して植物に水分を浸透させていくので水やり代わりになると言うことです。
溶けた保冷剤の中身はジェル状なのでそのまま花やハーブなどをさして吸水スポンジ替わりにすることもできますよ。
保冷剤をペットに
ペットといっても犬や猫などの保冷剤を誤飲する危険性のあるペットではありません。
保冷剤が活躍する我が家の夏のペットは昆虫、カブトムシです。
カブトムシやクワガタが入ったくぬぎのケースの下に凍った保冷剤を敷き、上にも置いています。
家の中も真夏は場所によっては40度近くなってしまいますのでカブトムシの飼育にはNGですよね(飼育の適温は28度くらい)。
本当は冷房の入った部屋で飼いたいのですがニオイなどの衛生面があり比較的涼しい玄関で飼育します。
ですが、それでも暑いので保冷剤を活用してケース内の温度を下げています。
保冷剤は夏場のカブトムシの飼育には欠かせないグッズとなっています。
ワンちゃんや猫ちゃんなど保冷剤を噛み切れて食べてしまう力のある動物にはやはりペット専用の保冷剤を使うほうが良いと思います。
または水の入ったペットボトルを凍らせたものを布で包んでそばに置いてあげるほうが安全ですね。
以上ご参考になれば幸いです。