習い事を辞める時の伝え方 先生へ出すお礼の手紙の書き方と文例
2018/11/30
楽しく続けていた習い事をやめるのはとても寂しく残念なことですね。
熱心に指導してくれた先生へやめるのを言いづらいなどと感じていませんか?
どんな理由であれ、退会を伝えるのが遅くなってはお互いによくありません。
お世話になった先生へ習い事やめることとこれまでの感謝を上手に伝えるにはどうすれば良いでしょうか?
習い事をやめる時もマナーを守って良い印象を残し、いつまでも習い事を楽しい思い出にしましょうね。
習い事をやめる伝え方のマナーは
習い事をやめることが決まったらなるべく早く退会の旨を先生へ報告しましょう。
やめることを伝えるのは心苦しい・・・きちんとした理由や言い訳がみつからない・・・ということで連絡が遅くなるのは良くありません。
生徒の移動は先生の今後のスケジュールのたて方にも影響しますし、入会をキャンセル待ちしている方がいればその方の案内もスムーズになります。
何より、やめることが決まったらすぐに連絡して今までのお礼を伝えると言うことで自分自身が気持ちの良い去り際を迎えられます。
退会の連絡はどれくらい前にするということは教室の規約で定められていればその期限を守って連絡してください。
入会時の案内書やパンフレットなどで退会手続きの時期や方法をチェックできると思います。
退会の連絡は前月の1日まで、などとなっている場合は、1日に退会の連絡をすると翌月の退会、2日に連絡すると翌々月に退会となります。
習い事をやめることが決定したら退会手続きについて規約をまず確認しましょう。
個人経営の教室など明確な決まりがわからない時もなるべく早いほうが望ましいでしょう。
大規模なスクールも退会する日の1~2か月前を退会申請の期限とするところが多いようですのでこれに従うと良いですね。
遅くとも退会の1か月前に対面、それが無理なら電話で退会することを申し出るのが良いマナーです。
習い事をやめるときの伝え方例
「火曜日のXXクラスでお世話になっているAと申します。」
「先生、お忙しいところ恐縮ですが少々お時間いただいてよろしいですか?」
「実は残念ですが10月をもちまして退会させていただくことになりました。」
「長い間(短い間でしたが)お世話になりました。」
最近では挨拶やお礼はメールでも良いのか?という議論がありますが、お世話になった方へはできる限り対面で報告やご挨拶、お礼をするべきでしょう。
対面が難しいと言う場合は電話で、電話がつながらない場合は最終手段としてメールで連絡と言うように考えると良いかと思います。
電話、メールいずれの場合も、最終日までにはきちんと先生に会って対面でご挨拶できるようにしましょう。
そして、退会の際には今までの指導に対する感謝のお礼状を出すことで気持ちが伝わり、丁寧な印象を与えます。
「立つ鳥跡を濁さず」ということわざ通り、最後に「きちんとした丁寧な人だ」という好印象でを残して気持ちよく退会しましょう!
習い事をやめるときにお礼の手紙で伝えたいことは、
- 退会の旨を伝える言葉とあいさつ
- 今までの指導に対するお礼
- 教室で学んだことや思い出など
- 先生やスクールに対して今後の活躍を祈願する言葉
です。
退会の理由はお礼状に書かなくてもOKです。
また、退会の理由を伝える時も「個人的な事情で」「家の都合で」などとし、明確にしなくてもかまわないでしょう。
習い事を辞める時の手紙の書き方
では退会する時に先生へ書く手紙の文例を見てみましょう。
【文例】先生への退会挨拶とお礼の手紙
拝啓
秋風が吹くさわやかな季節となりました。(季節に合った挨拶)
田中先生におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
田中バレエ教室では○年間という長きにわたり(短い間でしたが)、丁寧なご指導をいただき本当にありがとうございました。
このたびは私の事情で教室を退会することとなり申し訳ございません。
ようやく基礎がわかってバレエが面白くなり、今後はさらに上達を目指そうと思っておりましたが、都合により教室に通うことが難しくなったため残念ながら退会を決めた次第です。
この○年間は先生の厳しいながらも親身で優しいご指導のおかげで毎回のレッスンが励みとなり充実の日々でした。
発表会やイベントにも参加させていただき、数々の楽しい思い出が出来たことを嬉しく思っております。
この○年間で学んだことと楽しい思い出をいつまでも大切にしたいと思います。
田中先生のような良き師や、教室の素晴らしい仲間に恵まれてレッスンを受けられたことに感謝いたします。
お世話になり本当にありがとうございました。
今後も先生のご健康とご活躍をお祈りしつつ、略儀ながら書中にてお礼を申し上げます。
敬具
バレエだけでなくピアノ、ダンス、英会話、絵画や習字etc.どんなおけいこ事でも基本の文例は同じです。
教室をスタジオ、発表会を展覧会に変えるなど語句を変更して習い事にふさわしい内容に仕上げてくださいね。
習い事を辞める手紙その他の文例
退会のごあいさつとお礼の手紙の基本パターンは以上のようなものです。
この他に、伝えたいこと、報告することがある場合は文章を追加してください。
もし退会の理由を述べる場合は、
- 転居が決まりましたため
- 仕事が多忙になり
- 資格試験への勉強に本腰を入れるため
- 育児(介護など)で時間が取れなくなりetc.
などを明確に書くと、決して指導が不満でやめるのではないことを知らせることができて先生も安心しますね。
そして、退会の時にお世話になったお礼の贈り物をする場合は、その贈り物の送付を前もってお知らせしましょう。
贈り物に添えるメッセ―ジ
- 別便にて心ばかりの贈り物をお送りしましたのでどうぞお納めくださいませ。
- いつも華やかな先生のイメージに合うお花をお送りしました。飾って楽しんでいただければ幸いです。
などと記しておきます。
◆世界に1つだけのプレゼントなら!商品数3万点の「ギフトモール」
今後につなげるメッセージ
- 2月の発表会のご成功をお祈りしています。メンバーが実力を発揮できるよう応援しております。
- また機会がありましたらレッスンを再開したいと考えておりますので、その際にはどうぞよろしくお願いいたします。
- メンバーの皆様にもよろしくお伝えくださいませ。
習い事を辞めるときも礼儀を大切に
万が一不満などがあってもネガティブな内容はお礼状には書かないのがマナーです。
退会の挨拶であるお礼の手紙は、生徒として先生に出すラストの手紙です。
読み手である先生が喜ぶ言葉を選び、感謝が伝わる好印象な手紙にしてくださいね!
気持ち良くお別れのご挨拶を終えて新しいスタートを迎えてください。
ご参考になれば幸いです。