浅草寺羽子板市の日程や時間 羽子板の値段の違いや選び方も!
年の瀬が押し迫ってくると歳末独特のあわただしいにぎやかな雰囲気が街にあふれますね。
その中でも約30万人という人出で大賑わいの浅草寺の歳の市「羽子板市」に今年は出かけてみませんか?
縁起物の美しい羽子板が数万本並ぶ情緒的な羽子板市は目と心をとても楽しませてくれます。
浅草寺の歳の市「羽子板市」はいつ?
浅草の歳の市「羽子板市(はごいたいち))」は江戸時代から300年という長い歴史ある伝統行事です。
鮮やかな色とりどりに並べられた5万本の羽子板が見る目を楽しませ、お正月をむかえるめでたいムード満点の活気あふれる歳の市です。
浅草寺では毎月18日に「観音様のご縁日」が開かれるのですが12月は歳の終わり「納めの観音」となるのでたくさんの人出でにぎわいます。
歳の市「羽子板市」は12月17.18.19日の3日間、毎年同じ日に開かれるので覚えやすいですね。
露店数は約30店舗、人出はおよそ30万人と言われています。
新しい年へむけて縁起物の羽子板を買い求めようというお客さん、そして観光客で大賑わいです。
年末になるとニュースでその年に話題になった有名人をかたどった見事な羽子板を目にすることはありませんか?
この有名人がモチーフになった羽子板は特に人気が高く、この話題の羽子板を手に入れよう、一目見ようと言う人が波のように押し寄せる楽しい歳の市です。
浅草寺 羽子板市の日程と時間など
では浅草寺歳の市「羽子板市」の開催情報です。
日程:毎年12月17日~19日 <2016年は17(金)、18(土)、19(日)>
開催時間: 9:00頃~22:00頃
例年の出店数と人出:約30店舗、30万人
駐車場:なし 公共の交通機関を利用しても便利なロケーション
アクセス:東京メトロ銀座線その他「浅草駅」下車、徒歩5分
東京都台東区浅草2-3-1
2015年の羽子板市の様子を見つけましたのでご参考にどうぞ。
浅草駅から近いので公共の交通機関を利用しても便利なロケーションです
羽子板の選び方は?
お正月の羽根つき遊びをするお子さんも少なくなりましたね。
羽子板という縁起物はなかなか普段目にしたり購入したりする機会がなくなりました。
しかしながらやはり日本の伝統美が凝縮されたような美しい羽子板が何万本も立ち並ぶ様子は圧巻です。
羽子板市へはお嬢さんへの贈り物や外国の方へのおみやげにと買い求める方や、その年話題の有名人や出来事をモチーフにした限定羽子板ファンも多く訪れます。
きっと見るだけでも目の保養や心の癒しになりますし、見ているうちに欲しくなってしまうかもしれません。
でもデザインや大きさ、なにより値段がピンきりなので欲しくてもどのように選ぶべきかちょっと迷いますね。
羽子板はどのように選ぶと良いのでしょうか?
羽子板は次のような違いにより値段が変わってきます。
羽子板のタイプ
羽子板には2種類のタイプがあります。
①押絵羽子板
衣装パーツをひとつずつ手作りして組み合わせ仕上げていく。
パーツが多く丁寧に全体を組み上げていくのに手間がかかる。
繊細、豪華絢爛、価格高め
②木目込み羽子板
土台の型枠に衣装を貼って仕上げていく。
パーツは少なめで押絵羽子板より手間がかからない。
シンプル、価格は手ごろ
羽子板のサイズ
同じタイプの羽子板で同レベルの布地や材料を使っている場合、たいてい大きいサイズの方が高価になります。
羽子板の衣装
使われている布地や材料によって値段が変わります。
衣装が金襴、友禅、正絹、手刺繍などの高品質な布地で装飾が凝ったものはたいてい高価となります。
一方、衣装が化学繊維で機械刺繍のものはそれより手ごろな価格になります。
羽子板の顔の雰囲気
羽子板の顔が手書きか印刷かでも値段が変わってきます。
総じて手書きの方が高価になります。
木目込みは「木目」と言っても土台が発泡スチロール製のものも多いようです。
お値段はその分安くなっているので買い求めやすいですね。
羽子板の値段はきちんと表示されているものもありますがほとんどは目立つところに値段表示はありません。
ちゃんとしたサイズの羽子板を買うなら5000円以上が目安となり、装飾や材料に凝った羽子板は1万円~数万円くらいでしょう。
押絵、金襴、手刺繍、手書き、デザインetc.により値段が一気に数十万円する羽子板もあります。
たいていは
- 下段より上段
- 店の手前より奥
にあるものの方が高額になっていて、手に取りやすいところにあるものは比較的お手頃な値段が揃っています。
最近は小さめサイズのミニ羽子板もおみやげや初めて買う人に人気があり、こちらは1000円位で購入できます。
どんなサイズの羽子板でも選ぶときは予算内で「ピンときたもの」を選ぶのが一番良いと思います。
上記に書きました羽子板の価格の違いを生む要素をご参考になさって、値段、全体的な色彩、衣装の装飾、品質、立体感、顔の印象などで総合的に判断して選ぶのが良いでしょうね。
たくさんの美しい羽子板から自分の好みにぴったりあう作品に出あうまでしっかり見て回るのも楽しみですね。
私個人はなるべく華やかな柄の衣装を着た立体的なものが好みです。
手書きのお顔の方が目が生きた輝きを持っていて優しい印象を受けるので予算と相談してサイズを小さくしても今年は好みのものをゲットしたいと思っています。
羽子板市での買い方が粋!
縁起物の羽子板を購入する時には独特なマナーを守ると粋な気分で良い買い物ができます。
羽子板を買う際の江戸らしい粋なマナー
- 気に入った羽子板の値段を聞く
- 「もう少しやすくなりませんか?」と思い切って値切り交渉をする
- お店の人が負けてくれたらその差額をご祝儀で差し上げる
つまり元の値段で買うのですが、お店の人も自分もお互いに良い年のしめくくりになる気持ちの良いやりとりではないでしょうか?
もちろん定価でそのまま支払っても問題ありませんのであまり気を張らずにどうぞ。
日本の歳末独特な、あわただしくもめでたい雰囲気を浅草寺の羽子板市で楽しんでくださいね。