新型コロナウイルス肺炎 旅行国内と海外キャンセル2回した私の体験記
2020年の2月から3月にかけて日本にもパニックを引き起こしている新型コロナウイルス。
春休みの時期に重なるとあり、海外旅行を予定していた皆さんは海外旅行のキャンセルを迷いに迷われていることでしょう。
今回は海外旅行とその後の国内旅行を泣く泣く取り止め、また、自らも海外からの観光客を接客する観光業という現場で働く女性からのレポートをいただきました。
【観光業 Mさん】
子供の春休みに合わせて、海外旅行へ行く予定を立てていましたが、海外でも感染者広がりはじめたのをきっかけにキャンセルしました。
キャンセル料がかかるギリギリまで悩みましたが、感染リスクを心配しながら旅行に行っても楽しくないので悔しいですがキャンセルを決断しました。
ですが、どこにも行けないのは寂しいので、国内の1泊2日で温泉旅行に切り替えて予約を再度取りました。
ですが今度はその途端に学校が急きょ休校になり、外出自体が自粛ムードになり、家族で何となく話し合って、結局その国内旅行も泣く泣くキャンセルすることに。
仕方ないのてすがこの新型コロナウイルスの影響で色々な計画がどんどんひっくり返ってしまいました。
命よりも大切なものはないので、仕方がないとは思いますが、旅行を本当に楽しみに仕事や家事、子供は学校を頑張っていたので本当にやるせなく悲しいです。
子供は学校が休みで家にいますが、私は観光業で仕事をしている為、たくさんの人と接します。
外国人の応対もします。
コロナウィルスのニュースが出始めた頃は、会社に相談しても基本的にマスク着用は許可を得られませんでした。
接客するお客様に不安感を与えてはならないというのが理由でしたが、そこから1週間もしないうちに逆に今度は「マスク着用の義務」の通達が現場に届きました。
欧米の方はよほどの重病者ではない限り、マスクの着用はしないようで、スタッフが全員マスクを着用して接客している事にとても不安そうな、もしくは怪訝そうな表情をされます。
ある日、施設のエレベーターに乗っていた時、途中で止まったフロアで欧米人の男性2名がエレベーターに乗り込んでこようとしました。ところが、マスクをしている私の姿を見た途端に、2名のうち後ろに立っていた男性が乗り込もうとした前の男性のシャツを引っ張って、「次にしようぜ」と止めたのです。
日本では特に街中ではほとんどの方がマスクを着用していますし、アジア人のお客様はお客様自体が様々なマスクを着用されているので、私達スタッフがマスクを着用していることにも特に気にもとめていない印象ですが、やはり欧米の方はマスク姿に慣れていないので、マスクをしている人が保菌者というイメージなのかなと思います。
自覚症状がないまま発症してしまっている人もいるとのことなので、実家にも帰りたいですが、もし私が高齢の家族に持って帰って気づかない間に移してしまうかもしれないと考えると、怖くて里帰りすらできません。
特に接客で外国人との接触する機会が多い為、自分が感染源で友達や家族に何かあってはと思うと、後悔しきれないと思うからです。
楽しい事が何も見つけられなくて、毎日暗い気持ちです。
早く日本に元のような暮らしが戻ってくれることを願ってやみません。
海外旅行はもちろん国内旅行もこのように取り止めになっていると観光業界の痛手も心配です。