歯痛で眠れない時の応急処置 いきなり歯が痛いのはどうすればいい?
何の前触れもなくいきなり歯が痛い!という状況になったことがありますか?
頭痛や腹痛なら横になって休んだり眠ったりすると改善することがあります。
しかし脳に近いところにある歯の痛みは耐え難く、横になって眠ることすらできないつらいものです。
歯が痛い時にやってはいけないこと
今歯が痛いと感じるなら次のことはすぐにやめるか、痛みがおさまるまでやらないようにしましょう。
- 痛みのある歯を触る・・・・・神経を刺激して痛みをさらに強く感じるようになります
- 運動や長い入浴をする・・・・血行が良くなるとズキズキとした痛みが増します。お風呂も短めにするか、シャワーで我慢しましょう
- 固いものを食べる・・・・・・歯が痛い時に食べることもないでしょうが、強く噛む刺激で痛みを増大させるのでやめましょう
- アルコールやコーヒー、煙草など・・・歯が痛い時に刺激物をとるのは痛みの原因になりますのでやめましょう
歯の痛みは虫歯ではなくてもストレスや神経過敏など体調の変化で起きることがあります。
病気の隠れていない一時的な歯の痛みなら様子を見ている間に消失することが多いです。
ただ、痛みがどんどんひどくなる、痛みが口内に広がる、膿が出る、悪寒・発熱するなどの症状がある場合は細菌感染が疑われますので放置しないでください。
しばらく様子を見るという判断はこの症状がある場合やめましょう。
医師の治療や薬剤の処方が必要となります。
すぐに歯科へ直行するか、または一番早い時間の予約を入れてください。
歯が痛い時のとりあえずの対処法
歯が痛くなって歯医者さんに行くまでの時間、とても困りますね。
その間にどうにかこの耐え難い痛みを緩和したいという時は次のような方法をお試しください。
- 痛い部分を冷やす・・・保冷剤や氷嚢などで患部を冷やします。温めてはいけませんので注意してください。
- 正露丸を痛みのある歯に詰める・・・整腸薬の正露丸にはクレオソートという鎮痛作用のある成分が入っていますので応急処置としての痛みどめになります(正露丸糖衣はNGです)。
- 今治水(コンジスイ)を歯に塗る・・薬局で売られている歯痛専用の鎮痛薬です。妊婦さんでも安心です。これからは家に1本常備しておきましょう。
- 口内を清潔にする・・・・歯磨きや歯間ブラシ、糸ようじなどで歯や口内の汚れをやさしくキレイに落として清潔しましょう。痛みがおさまることがあります。
- 塩水や洗口液、うがい液でうがいをする・・・塩水(体温と同じくらいのぬるま湯)やうがい液でうがいをすると口内の消毒になり痛みが緩和されることがあります。
- クローブオイルを塗る・・・トップ写真の釘のような形をしたハーブがクローブです。このクローブからとれたオイルには鎮痛作用があります。薬局などで購入できます。
- アルコールを塗る・・・・・度数の高いウォッカやウイスキーなどを綿棒で塗ります。糖分のあるお酒は使わないようにしましょう。
- 痛みに効くツボを押す・・・手の甲の親指と人差し指の付け根が交わる部分が痛みを緩和するツボです。2分くらい押しましょう。
どれも歯痛の応急処置であり、一時的な歯の痛みの緩和方法です。
もし虫歯や歯肉炎などが痛みの原因の場合は続けても症状や痛みは良くなることがありません。
痛みが続く場合は必ず歯科で正しい治療や処方をしてもらってください。
歯が痛いから眠れない時の対処法
歯が痛くなって歯医者さんに行くまでの痛みを和らげる応急処置はもうできましたか?
あとは、歯が痛くて眠れないと困りますね。
睡眠不足になるとストレスや疲労で歯痛が良くなるどころか痛みを悪化させかねません。
しっかり睡眠をとりましょう。
歯が痛くて眠れない時に試していただきたいのは以下のことです。
- 寝るときもよく冷やす・・・氷嚢や保冷剤を痛みのある部分に固定してしっかり冷やしてみましょう
- 歯に鎮痛作用のあるものを詰めるか塗る・・・上記にあるような正露丸、今治水、アルコールなどを寝る前にも詰める、または塗りましょう
- リラックスできるアロマオイルを使う・・・ラベンダー、スイートオレンジなどの緊張をほぐして眠りを誘うアロマオイルを使います。
ティッシュに2~3滴たらして枕元に置くか、お湯を入れたマグカップに2~3滴たらして香りの蒸気を嗅ぎましょう。
いきなり歯が痛いということは予想も準備もできず、そして痛みが耐え難くつらいものですね。
ここにあるような痛みどめの応急処置で歯痛を和らげて少しでも快適に過ごしてください。
痛みがおさまらない場合はもちろん、おさまってもまた痛くなることもありますので念のために歯科医の診察を受けると安心です。
お大事になさってくださいね!