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七五三の悩み 祖父母を呼ぶか呼ばないか トラブルはなぜ起きる?

      2016/09/27

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七五三の準備は楽しいながらも意外と心身ともに疲れるものですね。

当日の服装や髪形、お参りの準備、写真撮影の予約、お祝いへのお礼の連絡など。

特に「義理の両親と自分の両親にはどういう風に声をかけるもの?」と悩む方が少なくありません。

服装や写真などの悩みはすぐに解決できても、人間関係としきたりが絡むとなかなか難しくなったりしますね。

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七五三でもめるケースは多い

七五三のお参りやお祝いでとても良く聞く悩みに子どもの祖父母=自分の両親と義両親にどのように声をかけるか?ということがあります。

お子さんが生まれてすぐのお宮参りから行事と言うとなにかともめごとのタネになりがちなのが「価値観の違い」です。

特に育った環境も価値観も違うパパとママ、そしてそのお互いのご両親がスムーズに一つの行事をまとめるのは意外と大変です。

パパとママにとって最愛で大切なお子さん、そして祖父母にとっては最高に大切なお孫さんをめぐってのお祝いには全員がひとことある!などと言う場合は収拾がつきません。

さまざまなケースを見ても、お祝いの方法やお金を巡っての問題が発生したり、特に価値観が全くと言って違う義理のご両親とのもめ事が発生しやすいのがお子さんのお祝いイベントではないでしょうか?

私個人が感じるのは、お子さんのお祝いイベントは、誰かが我を通そうとすると波風が立ちやすいということです。

七五三であれば、

  • 育った環境の風習、地域の慣習、世代間の認識などの違いから意見がまとまらない
  • 子どものお祝い準備をするのは両親と考える夫婦vs孫のお祝いは父方(母方)の祖父母がアレンジすべきと考える祖父母の対立
  • 着物の用意、食事会の支払い、お祝いの金額などのお金の問題
  • 両家の祖父母の服装の格の違い、当日の振る舞いやマナーなど心象の問題

などがトラブルになりやすいようです。

七五三は家族だけでの「家族」とは

七五三は昔は各ご家庭でお子さんの成長を祝っていました。

江戸時代になって現在のような形になったのです。

各家庭=昔は2世代同居が当然ですから「お祝いごとに祖父母を呼ぶ」という疑問は当然ありませんね。

祝い事は家族でということなら、お子さん、両親、父方の祖父母が家で一緒に祝うのは当然だったのです。

その頃の名残か母方の両親は孫のお祝いには同席しないという部分が残っているところもあります。

現在も父方の祖父母は七五三に参列するけれども、母方は参列しないということがしきたりだと思っている方もいるようです。

お宮参り、七五三などの大きなお祝い行事を夫婦と子どもだけで行ない、父方のご両親をたてないということでトラブルになるという話も良く聞きます。

このようなお祝い事ではなぜトラブルが起きやすいのでしょうか?

それは

  1. 属するコミュニティ、つまり地域の風習や各家庭の重んじるしきたりが多様であること
  2. 時代とともに暮らしや価値観が変化し、世代間でも認識のギャップがあること

が原因だと思われます。

誰もがお互いの価値観や意志を尊重しあい話し合うことで一番良い合意点に達することができれば良いですね。

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それにはやはり「自分の価値観が一番!」「あの人の考え方はは非常識!」などという思い込みや偏見をそれぞれが捨てなければならないでしょう。

また、昔は父方が住む土地や家を用意するので、御祝い事は娘を嫁がせた母方の実家が用意するという風習があったようです。

現在も母方の実家が孫の七五三に晴れ着を贈るという風習があるところも残っていますが、時代とともにこだわりがなくなってきています。

父方の役割、母方の役割というしきたりやこだわりも少なくなった意識の変化

祖父母も別居で遠方に住んでいて移動が身体的にも金銭的にも負担という物理的な変化

これらに伴い「七五三は夫婦と子どもだけの家族でお祝いする」というご家庭も多くなりました。

ただ、お子さん、つまり祖父母にあたる両家のご両親にとっては大切なお孫さんの成長のお祝いですから、お参りやお祝いする日のご連絡はするべきでしょう。

その上で「ご無理がないようならいらっしゃいませんか?」とお招きするのが良いのではないでしょうか?

両家のご両親をお招きして、貴重なお孫さんの成長祝いを一緒にしていただくのが良いですね。

つまりは「家族で祝う」の「家族」はお子さんの両親と祖父母までと考えるのがお参りの準備をする時にスムーズかと思います。

余談ですが私のママ友はお子さんの曾祖母(ひいおばあちゃん、97歳)までお参りに来ていただいていましたよ。

七五三は家族で、と言った場合の「家族」の考え方も多岐に渡るものだと言えるでしょう。

お祝いは夫婦とお子さんだけというご家庭から、当日は祖父母、曾祖父母、叔父、伯母まで総出でお祝い!というご家庭まで、本当にさまざまです。

七五三を楽しいお祝いに

お誘いしても

「ちょっと遠いし身体もしんどいからその日は行けないな。田舎からお祝いしてるよ。」

「私たちは良いからあなたたちと○○ちゃんだけでお祝いしてね」

とおっしゃるおじいちゃん、おばあちゃんもいらっしゃいます。

その場合はお子さんの七五三参りでのとびきりの晴れ姿で撮った記念写真を送って差し上げましょう。

七五三に祖父母を呼ぶか呼ばないかをあまり深く考えてストレスにしないでください。

育った環境、地域の慣習、しきたりや価値観の相違、時代の流れによる意識の変化などが波風の立つ原因だと知っておくと少し楽に構えられるのではないでしょうか?

せっかくのお祝いの日ですからお子さんのパパもママも元気な笑顔ですごしたいですよね。

七五三の準備で迷ったら、

お子さんがどうすれば一番楽しく思い出に残るお祝いの日を過ごせるか?

これを念頭に考えればたいてい明快な答えが出てくると思います。

素敵なお祝いの日になることをお祈りしています!

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