読書感想文を膨らませるポイントと例文 始め方から終わり方まで
2016/09/27
読書感想文には内容について明確な決まりはなく、自由に感想を書くことができます。
ただ、自由に感想を書くというのが実は難しく、読書感想文が苦手なお子さんや大人の方も多いようです。
でも大丈夫です!
コツをつかんで豊かな感想文を書くためのポイントと使える例文をお伝えします。
読書感想文の書き方と構成は?
読書感想文の典型的な構成のパターンは「はじめ・なか・おわり」の3部構成です。
まずは読書感想文の書き方の簡単なコツとパターンをサッと頭に入れてしまいましょう。
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読書感想文の表現フレーズ参考例 もっと字数や感想を膨らませる!
本を読んでその感想を書くというのが読書感想文なので内容について厳しい決まりは特にありません。
字数が足りなかったり、内容や表現に物足りなさを感じる場合は、少しのアイデアで劇的に豊かな感想文へ変身させることができます。
はじめ・なか・おわりの部分に彩りを加える表現を付け加えられると良いですね。
では読書感想文を膨らませるポイントや表現の文例を見ていきましょう。
読書感想文のはじめとなかの例
読書感想文ははじめ・なか・おわりの3部構成というパターンで上手に書くことができます。
書き出し(はじめ)~中心となる内容(なか)の部分に書き忘れたり、もっと書ける!という部分がないかチェックしましょう。
なぜこの本を選んだかのきっかけ書いたか?
- 映画を見て面白かったから
- 図書館でおすすめコーナーにあったから
- 表紙の絵がきれいだったから
- もともと動物に興味があったから
など。
本のあらすじをかんたんにまとめたか?
長くあらすじをダラダラ書くのは悪い読書感想文の典型となります。
あらすじは
「いつ・どこで・だれが・何を・どうした」
と簡潔にまとめましょう。
あらすじをすっきり盛り込むことで内容をふくらませながら上手に文字数を増やすことができます。
登場人物の紹介やその人物への感想を書いたか?
Aは乱暴者で村人から嫌われているけれども、わたしはAがただの意地悪な乱暴者には思えません。など
主人公でなくても印象に残る登場人物への気持ちを書いても良いでしょう
本に出てくる事柄に自分の体験を照らし合わせて書いたか?
- 私も日曜日にBのようにふわふわのりんごケーキを焼いてみたら本当にしあわせな気分になりました。
- 自分も去年の試合で負けた時、Cと同じように悔しい思いをしたことがあります。
など
登場人物に話しかけるように書いたか?
- 「A、そっちへ行くとあぶないよ。」と大声で教えたくなりました。
- 「なぜそんなことをしたの?」とCに言いたくなりました。
など
感情とそう感じる理由をきちんと書けているか?
その時主人公はとても悲しいと感じたと思います。
↓
そして私も同じようにつらく悲しく、同時に「悔しい」とも感じました。
↓
なぜならば~(理由)だからです。
のように書きます
もし自分だったら、など「もし~だったら」の想像を膨らませて書いているか?
Aはその時○○の事を助けに地獄の谷へ向かいました。
↓
もし私だったら~していたに違いないと思います。
↓
Aのような勇気を私も持てたら良いのにと強く感じました。など
付け足せるものがあれば感想文に加えてみてください。
読書感想文の終わり方例
順調に書き始めと中心部が豊かになったらあと一息!
読書感想文の典型パターン「はじめ・なか・おわり」のおわり、まとめの部分です。
この終わりの部分で使える表現フレーズの例は以下のようなものがあります。
作者は~ということを伝えたかったのだと思う
読んだ後に作者はどんなことを伝えたくてこの本を書いたのかに思いをはせて書いてみましょう
もしも自分が~だったら・・・
「もし~だったら」は作文、読書感想文の中ではとても使いやすいフレーズです
また、本の結末とは違う自分なりのエンディングを考えて書いてみるのも楽しく、彩りのある感想文になります
最初Aは~だったが、最後には~なってXXだと思う
Aは、私は、など主語を変えて、本のはじめと終わりでの主人公の状況や自分の気持ちの変化に感想を述べましょう
登場人物への呼びかけでしめくくる
「A、これからはもう周りの人を信じて堂々と幸せに暮らしてね。」など。
本のストーリーの中に入り込んでしっかり内容をくみ取ったことが伝わります
この本を読んで~ということが分かった、気づいた、こうしたいと思った
本を読むことの醍醐味のひとつに、読後に「気持ちの変化や気づき」が得られることがあります
その本を読んだことで何かに気づいたり目標が見えてきたならその素晴らしい感想はぜひ結論の文章にしましょう
読書感想文まとめ
いかがでしょうか?
はじめ~なか~おわりの部分それぞれに字数と内容をふくらませる表現が見つかったと思います。
使える表現はどんどん取り入れてさらに豊かな読書感想文に仕上げてくださいね!