手のひらにほくろができるがん?手のひらに黒い点が突然できた!
手のひらにほくろって急にできるものなんでしょうか?
メラノーマ(悪性の皮膚がん)が怖くなって「手のひら ほくろ」で検索しても
「ほくろ占い」みたいな可愛らしいサイトがたくさん出てきます。
あ、手のひらにほくろが突然できても大したことじゃないのかな♪
いやいや!心配性の私にそれで済ますことはできません、病院へGO!
手のひらのほくろは危ない?
ある夜、リビングで電球を付け替えていました。
そこで光のそばでみると突然左手の手のひらに黒い点ができているのに気がついたんです。
そのときは鉛筆の芯が触れたような灰色の点でした。
出来た場所は人差し指と中指の下、手相でいうと生命線と頭脳線の真上あたりで薄いほくろのよう。
最初は何かの拍子に鉛筆の芯が触れた後だと思ってすぐ消えるだろうと指の腹でゴシゴシこすっても消えない。
消しゴムでこすっても変化なしでダメ。
うーん、今日は鉛筆やボールペンで何も書いてないけど。
しかも左手にこんなにきれいな丸い小さい黒点ができる?
マッキーなどの油性ペンの細いほうで触ってしまったのかな?
よし、洗ってみよう。
ゴシゴシ、ゴシゴシと5分くらいその黒い点を落とすように石鹸で洗いました。
取れてない・・
そうだ、油性マジックならメイク落としで取れるかも?
ゴシゴシ、ゴシゴシ
やはり全くその黒い点は薄くもなりませんでした。
こんなに取れない黒い点って何だろう?ほくろ?しみ?
……..!!
そういえば!
思い出しました、あのイヤな記憶。
メラノーマが怖くて病院に行きました
どきどきする心臓をなんとか落ち着かせて。
それから右手、両腕、足の裏、体のほかの部分に黒いしみやほくろができていないか念入りに確認しました。
前回、皮膚科で見ていただいた足の裏の黒い点については変化なし(だと思う)。
爪の黒い線も薄くなったり濃くなったりしながらだけど範囲は変わらず。
手のひらは初めてだな(涙)
このままこの小さい点が大きくなったり黒く染み出していったら悪性のものだよね。
またメラノーマ疑惑と不安で眠れない!
手のひらのほくろは悪いもの?
前回の足の裏の黒いしみ、ほくろのことで皮膚科に飛び込んだ私。
今回は様子を見ようととりあえず一晩待つことにしました。
明日になって消えていれば混雑した皮膚科に行くこともなし。
さて翌日。
黒い点はすっかり消えていて「あー、やっぱりとりこし苦労だったわ~」という願いもむなしく終わりました。
手のひらの黒い点はえんぴつで押したような色からさらに濃くなりました。
見るからにほくろという褐色のものになって・・・。
発見が木曜日夜、いまは金曜日。
もう土日をこの不安で過ごすのは耐えられない!
と、予約を入れて1時間以上待ちの人気皮膚科に行きました。
先生は怖いし、予約しても1時間待つし、診察は1~2分だし待合室はギューギュー。
だけど、「診断が的確」ということで人気のある皮膚科です。
その皮膚科について診察を待ちました。
皮膚科に来ている患者さんってあきらかに見た目で症状がひどい方とかつらそうな方が意外と少ないですよね。
皆さんスマホをいじったり雑誌を読んだり、お子さんとおもちゃで遊んだりゆったりしています。
私だって単に左手の手のひらに直径1ミリの黒い点がで受診に来ているだけですから元気なものです。
ただ、この時の内面で吹き荒れる不安と恐怖心はただ事ではなかったことをお伝えしておきます。
待合室のみんなも症状それぞれに不安があった人たちなのかな。
手のひらのほくろの病院での診察は?値段は?
1時間以上たったころやっと名前を呼ばれました。
足の裏の2つの茶褐色のほくろと足小指の黒い縦線についてはカルテが残っているのです。
手のひらにも黒い点が現れたといえばもちろん総合的に体に起こっている変化を見ていただけますよね。
先生「どうしましたか?」
私「左の手のひらに突然黒い点ができていて見ていただきたいんです」
先生「いつから?」
私「おとといの夜に気づいたんですけど、それ以前はなかったと思います」
先生「じゃあ突然なんだね。ちょっと手を出して」
左の手のひらを思いきり開いてよく見えるように差し出しました。
先生「・・・(無言でじーっと手のひらを見る)」
私「!!!」
先生「ちょっとダーモスコープで見てみよう」
※ダーモスコープというのは皮膚科で患部を詳細に診断するときに使う虫メガネのような拡大鏡です。
先生「ちょっと角度かえて手のひら見るからね」
少しでしたが手のひらの向きを上下左右に軽く動かしながら黒い点の色や形の見え方をじっくり見てくださいました。
1分もたたなかったでしょうか。
私「先生、黒いものを触ってもいないし、どんどん黒くなって気がするし。
痛くないんですけど何でしょうか?(ドキドキ)」
先生「これはね・・・・」
私「・・・・(心臓バクバク)」
先生「血豆だね」
私「ち・ま・め!?どこにもぶつけてないし、挟んでもいないです。痛くもありません。」
先生「そう。挟んだりして痛くないから気づかない程度だったんだろうけど、よくあるのがアイロンの先をちょっと触ってやけどとか料理中に熱いものをさわったとか」
私「それならありました!」
この手のひらの黒い点表れてくるまでに時差があって気づかなかったのですが、その数日前に熱々のフライパンを左の手のひらで触って「熱いよーっ」と冷やしまくっていました。
先生「まず心配なものじゃないように見えるから1か月たっても治らないとか、または大きくなってきたとかあれば受診しに来てね」
私「はい、わかりました!」
その後どうなったか?
もうお伝えするのが申し訳ない。
「大騒ぎしすぎやろ!」とお叱りを受けそうですが、黒い点はそれから2日後にかさぶたがはがれるようにいとも簡単にポロっと落ちました。
かさぶたのような黒い点がはがれた後は元通りに健康できれいな皮膚が出てきました。
一体あの恐怖と騒ぎは何だったんだ?と思います。
月曜日まで様子を見ていれば黒い点があったことも忘れるくらい元通りの手のひらに戻ったのに、と。
でもやはりそれは早めの行動が吉でした。
血豆だろうという診断のおかげで土日を安心して過ごすことができたのですから。
もしあの時に皮膚科に行かなければ、週末の昼夜とわず深夜まで同じ症状の方のサイトやブログをずっとずっと探して余計不安になっていたでしょう。
これで足の裏の黒いしみ、ほくろ、足の指の黒い縦線、爪が黒くなった、に引き続き手のひらの黒い点という私の病気不安の歴史がまた新たな記録を更新です。
毎回たいしたことない結果で本当にありがたい限りです。
こんな不安があるかたもどうぞ皮膚科への診察はためらわずにすぐ行ってみてくださいね。
たとえすこし治療が必要な病気であっても、早めに治療開始することで予後が良いと思います。
不安やストレスはほかの病気の原因にもなりますのでどうぞ早めに。
診察料はダーモスコピーの診察だけで投薬なしの1080円でした。
足の裏のほくろのときと同じでした。
手のひらの黒い点が気になっているみなさまもどうぞお大事に。
ご参考になれば幸いです。