胸の痛みが乳癌かも?と怖がらないで!胸のしこりや痛みの原因
胸の痛みやしこりが気になり始めると不安で仕方のない日々を過ごすことになりますね。
少しでも胸に普段と違う痛みやしこりのようなものを見つけてしまうと「もしかして乳がん?」と夜も眠れなくなってしまうことも。
こんな悩みをもつ女性、年齢をを問わずとても多いのです。
若い世代では10代から、とてもみんなが気になる症状なのです。
女性の胸のしこりや痛みの原因は?
胸に痛みやしこりを発見すると、すぐに病院で検査!と考えられる人はむしろ安心ですね。
そうではなく、1日中悪い病気かもしれないと悲観的になり、毎日をくよくよ過ごしてしまう女性のほうが心配です。
そんな人のために、胸の痛みやしこりがすぐにイコール乳癌などの重い病気ではないことを知っていただきたいと思います。
胸の痛みやしこりの原因、それはたいていの場合「良性」なものです。
この症状を訴える80%以上の原因は主に「乳腺症」とよばれる症状です。
ホルモンのバランスの乱れなどから起こる症状であり、病気ですらありません。
特に生理周期とともに胸の表面がでこぼこになったり、触ると痛い、触らなくても痛いなどかなり痛みを強く感じることがあります。
ただ、胸の痛み、しこり、わきの下の痛みや違和感、分泌物が出るなど、乳がんの症状とよく似ているのでとても心配になるのはもっともです。
乳がんとの大きな違いは、しこりや痛みが時とともに消える、しこりがコロコロと移動しやすい、胸にひきつれやへこみがないのが良性の乳腺症の特徴です。
女性の胸の痛みはすぐ病院へいくべき?
たいていの場合、胸の痛みやしこりは良性の乳腺症である可能性が高いとお伝えしました。
しかし、もちろんこれを機会に乳がんや重い病気でないことを確認するのもかねて病院へ行くのがベターです。
しこりの状態など、素人では判断がつきにくいこともありますし、病院でエコー(超音波)検査を受けることですぐに診断がつくことが多いのです。
不安材料を抱えながら毎日を落ち込んで過ごすより、1度検査を受けてみましょう。
検査で乳腺の状態についての説明を受けると、痛みやしこりの原因がはっきりすることで安心できます。
また、気にし過ぎなどのストレスが胸の痛みを強く感じさせていることもあります。
医師に「この検査で安心したから徐々にその痛みがおさまるでしょう」と言われることもあるほどです。
1年に1度くらいの検査で十分に安心できますし、検査自体の身体的な負担も少ないので病院での検査はおすすめです。
胸の痛みやしこりを感じたら、まず必要以上に怖がらずに安心のためにも病院へ行ってみてくださいね。
乳癌や乳腺症など胸の症状の検査は何科へ?
最近では乳がんやその検査については知識が広まってきました。
でもまだ検査を受けたことがない、今まで胸のトラブルがなかった女性などは「いったい何科へ行けばいいの?」と疑問に思いますね。
「とりあえずかかりつけの内科の先生でもいいよね」などと考えてしまうでしょう。
また、良くあるのが「婦人科で診てもらえば安心」という考えです。
内科や婦人科でも胸のしこりや痛みに対応しているところもありますが、専門ではない、検査機具がないなどの理由で紹介状をもらって乳腺の専門病院へ行くことになるでしょう。
基本的に乳腺のトラブルで診察を受けたい時は、「乳腺外科」「外科」を受診するものと考えてください。
問診、触診、必要に応じてエコー超音波検査、マンモグラフィーと検査を進めますが、これが普通の手順です。
決して重い病気だからこのような検査をされるのだと思って怖がらないようにしましょう。
乳腺症は乳がんになる?
胸の痛みやしこりの大部分の原因は良性の「乳腺症」であることがわかりました。
また、乳腺症は乳がんになりやすいというリスクもありませんのでこの点も安心してください。
必要以上に怖がらず、痛みやしこりが続くときは「乳腺外科」での診察や検査を受けましょう。
また、1年に1度は乳がん検査を受けることで自分の状態を知ることはとても安心することができます。
自己判断に頼らず、定期的な検診で毎日を健やかに過ごしましょうね。