日傘の色は黒と白でUV効果の違いがあるのか? 外側が白で内側が黒?
2016/07/19
美白に敏感な人には春先からもう日傘のシーズンですね。
5月頃から日中の紫外線の量がどんどん増加していくのに、まだ日差しが柔らかいので実はこの時期UVケアは怠りがちです。
しかし夏の日差しが強くなるにつれて日傘は紫外線カットのUVケアや日よけによる涼感のために必需品になります。
真夏のじりじり照りつけるような太陽光を遮るUVケアの日傘では色選びに違いがあるのでしょうか?
日傘の選び方には色の違いも考える?
日傘と聞くと白のレースかまたは黒一色のようなイメージがありませんか?
春先のように日光の温かさや春のうららかさを感じたい時は白系の日傘がとても役立ちますね。
ただ、夏の白い日傘はあまり人気がなく、このところは日傘といえば紫外線カット力が強いイメージの黒が主流となっています。
実はこの白と黒に紫外線カットパワーの大きな違いはありません。
意外かもしれませんが、紫外線カット(UVカット)加工がされているもので紫外線カット率が同じ日傘であればどんな色でも同じです。
つまり、UVケア用に日傘を求めるのであれば紫外線カット加工がされているものならお好きな色の日傘を買って良いと言うことです。
もうひとつ、紫外線カットのほかにやはり真夏の炎天下では「涼しさ」が重要ですね。
それには紫外線カット率よりも「遮光率」のほうが大切な目安になります。
遮光率は高ければどれくらい可視光線をカットできるかの目安です。
この遮光率が高いほど陰を濃く作ることになり、日よけの効果と涼しさが増すことになります。
そして真夏にさす日傘には遮熱効果もぜひ求めたいものです。
遮熱率が高いと、日傘の中で体感温度が10度も下がるものもあり、熱中症予防にも最適です。
これらはすべて色と直接関係するものではありませんので日傘メーカーの紫外線カット率、遮光率、遮熱率を参考に選んでください。
ただ、黒に関しては黒色自体が熱を吸収し熱く感じられがちですので、熱を反射する白色やシルバー系のほうが生地の温度は低くなります。
日傘は何色がいいの?
紫外線カットの日傘を指していれば太陽の下でもう安心して外出できるというのは残念ながら間違いです。
それは照り返しの存在です。
傘をさして上からの太陽光線を遮っても、地面からの照り返しの紫外線は相変わらず皮膚に注がれています。
日傘の紫外線カット率が99%であったとしても、それは上から降り注ぐ太陽光の紫外線をカットできるという意味です。
つまりアスファルトなどから反射する照り返しによる紫外線はカットすることができません。
紫外線カットや遮熱効果のあるコーティング生地を使った日傘を選ぶときにはこれも気をつけなくてはいけません。
主に明るいシルバーやシャンパン色などの紫外線を反射させるコーティング生地は内側にあると、照り返した紫外線をすべて傘の内側に集めてしまいます。
では結局日傘を選びたいと思ったら何色が一番良いのでしょうか?
それは、紫外線を反射しなおかつ生地が熱くならないように外側が白色かシルバー系で、陰を濃く作り温度を下げるように内側が黒や濃紺などの濃い色が良いということです。
また、照り返しはどうしても避けられないので日傘をさしても日焼け止めなどのUVケアは忘れないようにしたほうが良いですね。
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日傘のUVカットには寿命がある
日傘は生地が傷んで破れるまでか骨組みが崩れるまで使えると思っていませんか?
残念ながらそうでない場合のほうが多いのです。
紫外線カットの効果がある日傘は紫外線UVカット素材で作られているか、または紫外線カット加工を施されているかです。
紫外線カット素材では繊維にチタンなどの物質を塗りこまれた素材で紫外線カット製品が作られます。
一方紫外線カット加工は出来上がった製品に紫外線反射剤、紫外線吸収剤を吹き付けるなどして加工された製品が作られます。
紫外線カット素材でできた製品は雨に濡れたりすることでUVのカット率が下がることはほぼないと考えられています。
その一方で普通の紫外線UVカット加工された製品は濡れたり摩擦によって経年劣化していきます。
私たちが普段手に取る日傘は紫外線カット「素材」ではなく「加工」のものがとても多く販売されています。
紫外線カット加工のUVカット効果は約2~3年です。
定期的に買い替えるか、または市販のUVスプレーで加工しなおして使ってください。
日傘を選ぶポイントは
紫外線カット率、遮光率などを参考に、好きな色のものを選ぶので良いでしょう。
一番好ましい組み合わせのひとつは外側が白系で内側が黒系の日傘です。
紫外線(UV)カット加工のUVカット効果は約2~3年です。定期的に新しいものに変えましょう。
日傘をさしても照り返しに備えて日焼け止めを塗るなどのUVケアは忘れないようにしましょう。
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